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みんなでやり遂げた「運動会」を振り返って
2025.06.02
「勝利につなげ聖徳小の全力を」
みんなでやり遂げた「運動会」を振り返って

校長  三須 吉隆

保護者の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。昨日より6月。一学期もあっという間に中盤に入ります。

5月18日の運動会では、ご参観誠にありがとうございました。本年度も、保護者の皆様には、ご理解と沢山のご配慮とご協力をいただきました。感謝申し上げます。雨天により一日延期での開催となりましたが、お陰様で運動会を無事やり遂げることができました。子どもたちは、「運動会ができる!」という素直な喜びが全身から溢れていました。まさに嬉々として運動会を楽しんでいました。最後まで保護者の皆様が送ってくださった沢山の応援の拍手と声援も、子どもたちの励みとなりました。ありがとうございました。

赤組も青組も、そして、どの学年も、最後まで全力で競い合う姿、全身で表現する姿が、躍動感に溢れ本当に素敵でした。心から感動いたしました。4・5・6年生の係活動のキビキビとした姿も、頼もしく素晴らしいものでした。運動会の成功をしっかりと支えてくれました。

運動会後は、皆でやり遂げたこの体験を、一人ひとりが「振り返り」にまとめました。

どもたちの「振り返り」から、いくつか紹介いたします。

・ぼくががんばったことはせんばつりれーです。ばとんをうけとるのがたいへんでした。たのしかったことははしることです。つぎのうんどうかいでもりれーのせんしゅになりたいです。(1年)

・2いだったけれどたのしかったです。1いも2いもかんけいない。がんばれればいい。かってもまけてもいいです。とにかくがんばる。(1年)

・50mそうで1位をとれました。たぶん、あさ、なか、ひる休みに3しゅういじょう校ていではしってれんしゅうをしたからです。(2年)

・リレーのせんしゅにえらばれて、まいにち朝れんをしました。れんしゅうして、どんどんじしんがついて、本ばんはきんちょうせずはやくはしれました。ダンシング玉入れはかわいくあかるく、たのしくおどるのをいしきしておどったら、かわいくげん気におどれました。(2年)

・運動会前に団長が「赤組、負けても勝ってもいいから全力でいくぞ!」といって、心が動かされました。がんばるぞと決心して進みました。(3年)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

・私ががんばったことはダンスです。私はダンスが好きなので全力でパパとママに気持ちをとどけたかったからです。今も私は先生が教えてくれたダンスをおどっています。すごく気に入っています。来年のダンスはどんなダンスなんだろうとそうぞうするだけでも楽しいです。(3年)

・75m走で、ぼくは3位になりました。でも先生に「アンカーで3位はすごいことだよ。」と言われてゆう気がでたので、全きょうぎを全力でがんばりました。(3年)

・私は今年、分かりました。勝ち負けじゃなくて、自分がみんなが楽しめればいいのだと分かりました。なので、練習の時も一生懸命に楽しみながらしていました。(4年)

・運動会で成長したこと。75m走では走力。表現では記憶力。つなひきでは握力、チームワーク。大玉送りでは全体を見る力。(4年)

・運動会では、ずーっと声を出していました。なぜなら応援団だったからです。他の学年がきょうぎをしている時も応援していたからです。私はずっと全力でした。完全ねんしょうをやりきったと思います。(4年)

・運動会で成長したことは、がまんすること、係活動の放送で「選手の紹介」を上手に読めたこと、私たち赤組が負けてしまいましたが、青組に拍手を送れ相手を認めること。(4年)

・来年の最後の運動会の競技は、勝つためじゃなくて、自分がやり切れるようにがんばります。練習は本番のように、本番は練習のように。(5年)

・私はこの運動会で色々なことを感じました。悔しかったこと、楽しかったこと、悲しかったこと、うれしかったこと。全部ありました。それでもやっぱり一番思ったことは「友だち、先輩、家族がいてよかった!」です。この気持ちを忘れずに、よりよい5年生を目指してがんばります!(5年)

・来年は6年生なので、下の学年の子たちをサポートしたりアドバイスをしたりして赤が勝てるように全力で頭を回転させ、作戦を立てていきたいです。今年はみんなの「がんばる」「勝ちたい」という気持ちが一つになった良い運動会になったと思いました。(5年)

・3年ぶりにリレーの選手に選ばれたので、私は練習をがんばりました。バトンパスが苦手だったので、たくさん練習をしたおかげで本番でもしっかり成功できました。バトンパスは学年リレーでも使えたので一石二鳥だと思います。(5年)

・審判・合図の係活動の仕事をする中で、周りを見たり、今の状況を把握したりするようになり、成長することができたと思う。(6年)

・「よっちょれ」では、はじめ振り付けをなかなか覚えられなくて失敗ばかりでしたが、練習を重ねるごとに自分でも気づくくらいうまくなっていきました。(6年)

・係活動では、6年生のやることが多くて大変だったけれど、人任せにしないで自分でできることを見つけてやる力が身についた。(6年)

・もちろん結果も大切だけれど、一生懸命頑張る姿を見せていきたいと思います。(6年)

・今回は負けてしまったけれど、悔しい思いは受け継がれていくから、それを伝えれば必ず赤組が勝てるときが来る。(6年)

・全く知らない踊りだったけれど、運動や動きも記憶して上手になったので、大丈夫という気持ちが本番では溢れていた。(6年)

・ダンスの時には校長先生の目の前だったけれど、校長先生がにこにこして見ていてくれたので笑顔で踊ることができて、とても楽しかったです。(6年)

・最後の運動会で全部の競技で全力を尽くすことができて本当に今までで一番楽しかった運動会でした。(6年)

・最強学年、最高学年が作った最後の最高な思い出となる運動会になったかなと思います!!これからも何事にも全力で取り組んでいきたいです。(6年)

これらの「振り返り」からは、活動に対する、その学年ならではの捉え方、心の動き、「運動会」を通して子どもたちの心と身体が成長している様子が伝わってまいります。

「振り返り」とは、「成果と課題」を意識してまとめていく学習実践です。今回であれば、「運動会」という学習を通して「自分はこんなことができるようになった」「今までの自分だったら、きっとここまで頑張れなかった」のような成果、自分自身の向上的変容・成長や、仲間や上級生の頑張りに気づき影響を受けたことを、自ら振り返り自覚すること。また、「今回の取り組みはここが残念だった」「さらにこうすれば良かった」のような課題に気づくこと。「振り返り」は、やり遂げた自分に自信を持つことにつながり、次の学習に向けての意欲につながるものです。それぞれの学年の発達段階で、そして一人ひとりに、全く違う「振り返り」があります。正解は一つではありません。これからも様々な学習後、「振り返り」を重ね、子どもたちの成長につなげてまいります。

次は、いよいよ「望月校外学習」です。保護者の皆様も、お子様とともに、ご家庭でのご準備、体調管理をよろしくお願いいたします。

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