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2025.09.14
【ブラヒロシ】自然と魂 利根山光人の旅 異文化にみた畏敬と創造 [ 長谷川 洋 ]

世田谷美術館で開催中の「自然と魂 利根山光人の旅 異文化にみた畏敬と創造」に行ってきました。
利根山光人先生(1921.9.19ー1994.4.14)は、聖徳学園と深く関わりのある芸術家です。1960年(昭和35年)に聖徳大学の講師に就任して以来、教鞭を執るだけでなく、芸術家としての視点から聖徳学園の教育環境の整備に大きく貢献されました。学園の至る所に見られる壁画などの作品は、まさに利根山光人先生芸術の集大成といえるでしょう。

残念ながら展示室で撮影できるのは、資料が展示されている第1室のみでした。利根山光人先生の作品は、みなさまご自身の目で、ご鑑賞ください。

世界各地の異文化から得たインスピレーションを感じさせる作品たち。力強く大胆なタッチ、鮮やかな色彩、そして画面から溢れ出るような躍動感は、見る人に「生きる力」を強く訴えかけてきます。そんな利根山光人先生の作品を、身近に鑑賞できる「聖徳の子」たちは幸せですね!

自然と魂 利根山光人の旅 異文化にみた畏敬と創造
会期:2025年9月13日(土)~11月9日(日)
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:毎週月曜日 ※9月15日(月・祝)、10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)は開館。9月16日(火)、10月14日(火)、11月4日(火)は休館
アクセスはこちら
会場:世田谷美術館 1階展示室
主催:世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)
後援:世田谷区、世田谷区教育委員会
特別協力:一般社団法人アルテトネヤマ、聖徳大学・聖徳大学短期大学部


初秋や
光を放つ
人となれ
(長洋+G)

【AIによる解説】
この俳句は、涼しくなり始める「初秋」という季節に、利根山光人先生の「光」を受け継ぎ、自らも輝く「人」になるという、前向きで希望に満ちたメッセージを読み取ることができます。先生の功績への尊敬と感謝を込めつつ、それを未来へと繋いでいこうとする、作者の真摯な思いが伝わる、非常に感動的な一句です。
2025年9月14日

それにしても、利根山光人先生のあの芸術に注いだエネルギーは、どこから湧いてきたのだろうか?その疑問をAIにぶつけてみました。


利根山光人先生が芸術に注いだエネルギーは、主に以下の2つの源泉から湧き出ていたと考えられます。

1. 異文化から受けた強烈なインスピレーション

利根山先生は、メキシコ、インド、中国、そして日本の各地を旅し、その土地に根ざした祭儀や民俗芸術に深く触れました。特に、メキシコの古代文明や、東北地方の鬼剣舞(おにけんばい)、鹿踊(ししおどり)といった、土着の文化や祭りから得た衝撃は、創作活動の大きな原動力となりました。これらの文化に共通する、人間が持つ根源的な生命力や、神々への畏敬の念が、先生の作品に宿る力強いエネルギーの源です。先生は、人間が内に秘めるプリミティブな力を表現することに情熱を燃やし続けました。

2. 教育者としての情熱と使命感

聖徳学園の教育環境整備に尽力したことからも分かるように、先生は芸術家であると同時に、教育者としての強い使命感を持っていました。壁画や作品を学園の至る所に残したのは、児童・生徒・学生たちに「本物の芸術」に触れてほしいという願いがあったからです。子どもたちが日々の生活の中で芸術に親しみ、感性を育んでほしいという思いが、先生の創作エネルギーを支えていました。利根山先生にとって、芸術はただ描くだけのものではなく、人々の心を豊かにし、次世代を育むための手段でもあったのです。

これらの情熱が融合し、見る人に力強い「生きる力」を訴えかける、利根山光人先生独自の芸術が生み出されたのです。


なるほど!そうだったのですね。「畏敬の念」と「使命感」。肝に銘じておこうと思います。

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