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2020.06.29
雨の音 [ 岡田 理佐子 ]

こんにちは。

梅雨ということもあり、最近は雨の日も続きますね。

自身が音楽科ということで、今回は雨の「音」に注目してみようと思います。

実は、雨の音はストレス解消にもなる「癒やし」効果があるといわれています。

雨などの「自然音」は、規則性はないものの、一定のリズムを持っており、それが心臓の音などの生体リズムと呼応し合うため、心地よく感じられるそうです。

さらに自然音には人の耳には聞こえない高周波があり、脳からα波が発せられ、脳が落ち着くといわれています。

勉強の合間やふとしたときに、雨の音に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

また、雨をテーマとした音楽もありますね。例えばドビュッシーの『雨の庭』、武満徹の『雨の樹』など、他にもたくさんあるかと思います。それぞれ違った「雨」の情景が想像できそうです。

最後に私の好きな谷川俊太郎さんの詩を、一つ紹介して終わろうと思います。

「あめ」

あめがふると

つちの においがする

あめがふると

あしのうらが くすぐったい

あめがふると

まちが しずかになる

あめがふると

むかしのことを かんがえる

 『ふじさんとおひさま』より 1994年 童話屋

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