こんにちは。
梅雨ということもあり、最近は雨の日も続きますね。
自身が音楽科ということで、今回は雨の「音」に注目してみようと思います。
実は、雨の音はストレス解消にもなる「癒やし」効果があるといわれています。
雨などの「自然音」は、規則性はないものの、一定のリズムを持っており、それが心臓の音などの生体リズムと呼応し合うため、心地よく感じられるそうです。
さらに自然音には人の耳には聞こえない高周波があり、脳からα波が発せられ、脳が落ち着くといわれています。
勉強の合間やふとしたときに、雨の音に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
また、雨をテーマとした音楽もありますね。例えばドビュッシーの『雨の庭』、武満徹の『雨の樹』など、他にもたくさんあるかと思います。それぞれ違った「雨」の情景が想像できそうです。
最後に私の好きな谷川俊太郎さんの詩を、一つ紹介して終わろうと思います。
「あめ」
あめがふると
つちの においがする
あめがふると
あしのうらが くすぐったい
あめがふると
まちが しずかになる
あめがふると
むかしのことを かんがえる
『ふじさんとおひさま』より 1994年 童話屋