「ここに紙の帯があります。1回折って切ると、紙はいくつに分けられるかな」「3枚!」
折って、切ったときの紙の数は何枚かを子ども達は考えます。
講師の長谷先生の発問とともに、子ども達は一斉に考え始めます。
聖徳大学附属小学校初めての師範授業で、子どもも教員も真剣そのもの。
「じゃあ、1回折ったから、次は・・・」「2回折る!」
子ども達からは、次にやること・やりたいことが出てきます。子ども達の興味関心を揺さぶり、
子ども自ら、学習の中で「問い」をみつけることで、学習に意欲的に参加していきます。
「3回折ったら、どうなるかな?」「7枚!」「絶対?」「絶対!!理由があります」
実際に切らなくても、きっときまりがある!と考えた子ども達は答えを導き出そうとします。
けれども、答えは違います。「なぜだろう?」「きまりが違うのかな?」と、子どもの中に、
新しい問いが現れます。
「きまりをみつけました!」多くの子ども達が、自分の意見を発表し、補い合い、深い学びが実現していきます。
子ども達も、自分の意見が変わったり、深まったりしていくことが実感できたことでしょう。
今日の授業で何ができるようになったか、子ども自身が実感することができたことでしょう。
頭の中で計算したことが、実際のこととして起こる。学習と生活が結びついた授業でした。
子ども達は多くのことを、学びました。
そして、教員も授業後の協議会で、長谷先生に御講話いただき、多くのことを学ばさせて
いただきました。今日の学びを、明日の授業に、活かしていきたいと思います。