日本大学 法学部
准教授(教育社会学)
香川 七海さん
一生の記憶に残る授業がたくさんありました。
今でも思い出すエピソードがあります。それは、礼法の授業での出来事ですが、「ペーパータオルを畳むようにして、ごみ箱に捨てる方法がある」と先生が教えてくれました。児童が「なぜ?」と質問すると、先生は、「掃除をする方や次の利用者の迷惑にならないように」と答えました。その瞬間、教室が静まり返ったのを覚えています。顔の見えない他者に思いを寄せる大切さを学びました。
東京工業大学 工学院
(聖徳大学附属女子中学校・
高等学校卒業)
小川 実優さん
「導く力」を養ったのは明和班活動でした。
聖徳の魅力のひとつが、縦割りの明和班活動です。会食や校外学習など、班ごとに活動する機会が多く、1年を通して絆を深めます。上級生になると、かつて自分がしてもらったように下級生のことを優しく見守り、導く力も自然と身についていきます。
そのほか、授業ではたくさんの楽器に触れることのできる音楽が大好きでした。親子音楽鑑賞会で見たオーケストラの演奏や歌にはとても感動し、今でも心に残っています。
慶應義塾大学 法学部卒業
(聖徳大学附属幼稚園卒園)
森谷 謙太さん
幼いうちから身につけた礼法は就職活動にも活きました。
私は大学4年で司法試験に合格し、現在弁護士になることを目指しています。就職活動では弁護士の先生と食事をさせていただく機会も多く、その際に聖徳で学んだテーブルマナーや人の話を聞く姿勢などが活かされました。礼法や明和班での活動は、人と関わり合いながら生きていくうえでの土台となっています。また教育レベルも高く、特にコース別授業では中学受験を見据えた学習をすることができました。
東京外国語大学
言語文化学部 英語専攻
鳥海 涼香さん
小学校の授業で興味を持った英語が
私に夢をくれました。
当時では珍しかった小学校での英語の授業は、私の楽しみのひとつでした。本校での経験をもとに国際的な中学校に進学。高校では2年間カナダ留学をすることもできました。今の夢は英語教育に携わること。聖徳での授業が私に英語への興味を引き出してくれました。「漢検」や芸術鑑賞など、様々な経験できる聖徳は、英語に限らず、それぞれの一生モノの好きなこと、得意なことを見つけられる場所だと思います。
開成高等学校
馬嶋 八暫さん
受験に向けたスタートが自然に切れる環境が魅力です。
4年生の3学期から始まったコース別授業は、得意の算数で難易度の高い問題に挑戦することができ、毎回楽しみにしていました。そして同じく4年生でみんなと一緒に勉強合宿を経たことで、受験に向けたスイッチを自然と入れることができました。
勉強以外で印象的だったのは明和班です。普段の生活の中で、異年齢集団における自分の立場や役割を知ることができ、人間関係の基礎が身につきました。
白百合学園高等学校
加藤 嘉音さん
生きていくうえで大切な学びがここにあります。
聖徳にはたくさんの思い出があります。聖徳祭で毎日練習に励み、作り上げた達成感。理科では先生が丁寧に評価してくださるノートを見るのが楽しみで、向上心が高まっていったこと。明和会(児童会)役員の会長を務め、先生や友達の応援を背に重責を果たした2年間。そしてもちろん、一朝一夕に身につくことのない礼節を6年間通して学んだ日々。どれもが生きていくうえで大切な、私の財産です。