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『聖徳の子』としての成長の実感
2024.02.01
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『明和班』での全校会食
『聖徳の子』としての成長の実感

校長 三須 吉隆

保護者の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動にご理解ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。今日から2月に入りました。ここ数日、朝の気温はマイナスが続き、寒さが厳しい季節となりました。そのような中でも子どもたちは、毎朝校門で迎える私と、元気一杯「おはようございます!」と挨拶を交わし登校しています。清々しく素敵な挨拶のお陰で、寒さも吹き飛び、心があたたかくなります。しかも、きちんと立ち止まり、ていねいに一礼をして挨拶をする「停止礼」が身についている子がとても沢山おります。さすが「礼法」を学ぶ「聖徳の子」です。こうした、ささやかながらも確かな成長を肌で感じることができる瞬間は、とても幸せです。心から感動いたします。

さて、本年度は、2学期後半より、待ちに待った『明和班』での全校会食の再開が叶いました。この全校が一堂に会しての会食は、『明和班』で行うことによって単にお食事をいただくことを超えた豊かな経験の一つとして、心の成長に繋がっていくものです。

再開から現在までの短い期間にもかかわらず、特に成長する姿を実感できた極めつきは、6年生です。多くの最高学年の6年生の班長さんの頑張りが光る様子を目の当たりにし、下級生への心遣いや思いやり、愛情に溢れる言動に感心いたしました。下級生の気持ちを真剣に考える班長さんの素晴らしい言動が多々みられます。確かに本年度に至るまでのコロナ禍の数年間、『明和班』の全校での活動は限られた時間でありましたが、6年生の心の中には1~5年生の間にそれぞれの学年の立場で経験してきた積み重ね・宝物が確実に存在し、それが今開花しているのだと実感いたします。6年生は間違いなく『聖徳の子』として成長していました。それが今、正に『明和班』での全校会食の場面でも発揮されている。その底力は見事です。

2月からのこの時期は、どの学年も、学年の総まとめを意識し、子どもたちが達成感を味わいながら、希望を持って次の学年、そして進学する学校に羽ばたいていくことができるように、学習・生活に取り組んでおります。子どもたちが日常の様々な場面で、「自分ができるようになり成長したこと」を確かめ、それをお互いに認め合い励まし合い、自信を持てるよう導いてまいります。

寒い日が続いておりますが、少しずつ近づく春のおとずれとともに、新たな学年を思いながら、一日一日を大切に、学校生活を進めてまいります。

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