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2024.05.02
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“The聖徳”「明和班」×「全校会食」

保護者の皆様におかれましては、本校の教育活動にご理解ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。5月に入り、日差しはさらに強く眩しくなり、風は爽やかです。
「和の心」とは相手を思いやる心。何よりもその第一歩は、お互いを認め合い、心を開いて交わすあいさつです。「聖徳は、あいさつに始まり、あいさつに終わる」聖徳の学校生活を表す言葉の一つです。本年度は、開始早々入学式から「あいさつ、返事を大切にしている聖徳の精神」に響いてくださった1年生の保護者の皆様の姿に感動したことが本当に忘れられません。これからも、あいさつに始まりあいさつに終わる学校生活をつくりあげ、楽しく過ごせる子どもたち、保護者の皆様、そして私たち教職員でありたいと思います。
さて、「和の心」を体現する教育実践として大切にしている大きな一つが、縦割り班活動・「明和班活動」です。本年度は本当に数年ぶりに、スタートから、明和班での「全校会食」の実施が叶いました。「1年生を迎える集会」「明和班顔合わせ」を経て、今、食堂では1年生から6年生まで、正に全校児童が一堂に会して会食をしております。

先日、私は食堂で6年生の班長さん一人ひとりに「一年間、明和班の下級生のことをよろしくお願いしますね」と声をかけて回りました。どの班長さんからも「はい!」「頑張ります!」「任せてください!」と実に頼もしい返事が返ってきました。食堂での会食を中心に様々な場面で展開される「明和班活動」が、6年生の班長さんの下級生のことを思いやる心のもとで、更によりよいものになっていく期待感で一杯になりました。
本校の明和班活動は「見えないカリキュラム」として、6年間児童の心の育成に大きな働きをなしています。「見えないカリキュラム」とは、『正規の授業とは異なる、日々の学校生活にとけこんだ人間教育プログラム』のことです。

確かに食堂で会食をともにする日々の学校生活は、子どもたちの心にとけこんでいます。毎日、全児童が一堂に会して食をともにするという仕組みの「見えない教育力」は、やわらかな子どもの精神に意図的・計画的な教育には現れない影響をもたらしていると実感しています。
明和班活動の教育的核心は、その「縦割り班活動」にあります。同年齢集団である学級は発達段階が同質ですから公平感、平等性を基本として学習活動には最適です。しかし人間の成長には学力ばかりではなく人格の成長も必要であるように、ヨコの関係の活動ばかりではバランスのとれた成長はむずかしいでしょう。私たちは、明和班活動をヨコの関係を補い合うタテの関係として、これからも本校児童の情操と認識とを健やかに育てていく仕組みとしていつまでも大切にしていきたいと思います。

本年度の6年生は一つひとつの活動後の「振り返り」に力を入れていると担任の先生は語ってくれます。「自分の活動を振り返り、よかった点は財産とし、反省点も見出し、どうしたら次の活動がよりよくなるか自ら考え、自分の答えを出していく」これは必ず活動の質の向上に繋がり、班長自身の自信にも繋がります。
「振り返り」の価値の一つに自己変容を自覚するということがあります。自己変容に気づくことは学びの手応えをつかむことでもあります。実感や手応えなどの前向きな感情は、次の実行を生み出す重要な感覚です。このような感情や感覚を得ることの繰り返しが、自ら学び続ける意志を持った子を育てることに繋がります。

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