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2024.07.01
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皆でやり遂げた「望月校外学習」

聖徳大学附属小学校 校長 三須 吉隆

本日より一学期も最後の月、7月となりました。保護者の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。6月には、子どもたちに一つでも多くの豊かな体験・学習をと願い、宿泊行事、『かすがの森』での「望月校外学習」を実施いたしました。子どもたちは期待感を膨らませて臨み、一つひとつの体験・学習を純粋な気持ちで喜び、取り組んでいました。それぞれの心の中には新たな思い出が生まれたことと思います。

保護者の皆様からは、「望月校外学習」終了後、しおりを通して、沢山のお言葉を寄せていただきました。あたたかく励みになるお言葉をいただき、支えられていることを実感いたしました。心から感謝申し上げます。

保護者の皆様からのお言葉からいくつかご紹介いたします。

・行く前は少し不安そうな様子がありましたが、日記からは、楽しく充実した日々を過ごせたことが伝わってきました。初めて親元を離れ、お兄さん、お姉さん、先生方と寝食をともにしたことは、大変貴重な経験になったのではないでしょうか。このような経験をさせていただけたことに感謝しかありません。こういった経験を通して、彼が6年間の間にどう成長していくのか楽しみです。

・寂しくて泣いているのでは、と心配していましたが、帰ってきた時の様子や、日記を見て楽しく過ごせていたことが分かり、嬉しいです。班長さんが色々とお世話をしてくれたようで、帰宅後に沢山話してくれました。心身ともに成長していることが伝わり、頼もしく感じた日でした。

・行程表や毎日のお知らせメールなどからどういったことをさせていただいているのかは把握しておりましたものの、実際に子どもの視点からはどう感じたのか、どういったことが思い出に強く残るのか日記を通して知ることができました。

・6年生の班長さんが沢山気にかけてくれたおかげで、無事、3日間を過ごすことができ、心に残る一生の思い出ができたことと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。

・望月校外学習で感じたこと、学んだことを来年に繋げ、いつか、誰かのために何かができる人へ成長してほしいです。

・みんなと一緒に生活して、決まりの中でものびのびと楽しみを見つけて、全力で校外学習に取り組めた様子がうかがえました。

・お友達の行動、発言の優しさに気づき、嬉しかったこととして伝えてくれたことから去年とは違う成長を感じました。

・まず、荷造りの段階から全て一人で用意していたので、既に感心していたのですが、魚が触れるようになっていたり、自信に満ちた顔で帰ってきたのが印象的でした。

・勉強以外にもこのような貴重な体験をすることにより、お友達との絆も深めることができました。

・お迎えにいくと立派に自分の荷物を持って待っていました。すぐに重い荷物を持とうとすると、「いいよ」と。自分の事は自分でやるという心が芽生えたようです。

・遊興施設では得にくい「楽しさ」。時には苦労もあるけれど、きっと反省もあるけれど、帰ってきて一言「今年も楽しかった」と言えるのは、喜びや楽しみ、ちょっとした反省や苦労の全てを肯定的に受け止めている証で、親として私も「おかえりなさい」と言いながら毎年ひとつ階段をあがった様な気持ちになります。

・家では、口に入れることさえできないミニトマトを食べたと聞き、驚きました。自然の力は大きいですね。

・お小遣いのやりくりが上手くできず、弟のお土産をあきらめたようで、そのことを手紙にして渡していました。それぞれのお土産に本人の思いが感じられて、とても温かい気持ちになりました。

・4年生が炊いてくれたご飯の美味しさに感謝し、来年、自分も3年生に美味しいご飯を炊いてあげたいという言葉に、とても嬉しくなりました。

・この3日間の充実ぶりがうかがえる内容でした。自分のことは自分でしながら、全体的な活動を楽しむのは、自律心や主体性、協働する力と色々な力が必要になると思います。良い体験をさせていただいたと感謝しています。

・3年生のお食事が台無しにならないよう、飯盒炊爨を頑張った体験を聞き、他の人の気持ちを想像して行動することができたのだと嬉しくなりました。

・今年は室長として5分前行動や皆への声かけを頑張ったようで、大きな成長にびっくりしました。また、同じ内容の活動も去年よりも数倍楽しく充実していたようで、それもまた、成長し余裕が出た事によるものと嬉しく思いました。

・火の神役では、達成感を得ることができたようなので、これからも自分に自信が持てるように積極的に挑戦し続けて欲しいです。

・自分のやるべきことや行動に対して「責任感」をもつことの大切さを、身をもって感じられたようです。

・充実した2泊3日を過ごしてきたのが見てわかるほど輝いた顔つきで帰ってきました。上級生として2年生と関わり、互いに楽しく過ごせたのが喜びだったようで、成長を感じました。

・色々な事にチャレンジできて、とても大切な経験をしたと思います。その中で、友達と協力し合って、同じ目標を達成して大きな喜びを得られたと思います。

・下級生のお世話があると張り切って参加をし、自分の役割を務めること、みんなと一緒に普段はできない星空の観察、キャンドルサービスなどの経験をしたことは、ずっと心に残る思い出になったと思います。

・大好きな友人たちと教室ではできない経験をたくさんして、より深い友情が育まれたように思います。

・2年生のお世話をしたり、一緒に遊んだりしたことが良い経験だったようで、また一段と大人っぽくなって帰ってきた姿が凛々しく見えました。

・一つひとつのことに全力で向き合い、みんなでやり遂げた達成感があることがとても嬉しいです。とても貴重な体験をすることができました。

・普段の学校生活でも、明和班の下級生のことを気にかけ過ごしている様子が感じられていましたが、3日間の校外学習を通して、さらに上級生としての自覚が強まったようで嬉しく思います。

・世界遺産で予想以上に感動したことや、1年生との交流に生き生きとした充実の3日間が伝わってきました。1年生の頃の校外学習よりとても大きく成長した姿を嬉しく思います。

・1年生との関わりが何よりも心に刻まれている様で、お世話することの喜びを実感したようでした。

・最高学年である責任感もあり、下級生のお世話もでき、顔つきが大人びた気がします。

・話を聞きながら、1年生のために積極的に動き、優しく接する姿が目に浮かびました。自分自身が1年生の時も班長がとても優しくしてくれたとのこと。明和班活動を通じて生まれた優しさは連鎖していると感じました。

・1年生の時は大泣きしていたのに、1年生のお世話ができるまでに成長できてとても嬉しく思います。

・小学校最後の校外学習。終始楽しく学び、また一段階成長したように見えます。思い出を話す時のキラキラした目にとても嬉しく感じました。

・どの日記にも、楽しかった事楽しもうとする様子を知る事ができて、そして何よりも、帰ってきてからの第一声が「あーっ、望月校外学習が終わっちゃった」という言葉だったので、それだけで、この3日間が娘にとって、とても充実し楽しかった事をうかがい知る事ができ、とても嬉しく思います。

・班長として小さい子たちのお世話をすることを出発前から自覚していましたし、現地でも自信を持って務めたのだなと成長を感じました。様々な体験を通して自信をつけ、今後の人生の糧となったと確信しております。

今回の「望月校外学習」が、保護者の皆様にとっても、振り返ると成長を感じられる価値ある行事となったことが伝わってまいりました。あたたかいご支援とご協力に感謝いたします。

7月のこの時期は、どの学年も一学期の総まとめを意識し、子どもたちが達成感を味わいながら進めるよう学習・生活に取り組んでおります。子どもたちが日常の様々な場面で、「自分ができるようになり成長したこと」を確かめ、それをお互いに認め合い励まし合い自信を持てるよう導いてまいります。7月も、一日一日を大切に学校生活を進めてまいります。

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