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2024.11.02
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「第39回聖徳祭」 於 川並香順記念講堂

ご参観ありがとうございました

聖徳大学附属小学校  校長 三須 吉隆 

保護者の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動にご理解ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。本年度も保護者の皆様をお迎えしての全校での舞台発表、全学年の舞台発表の、「川並香順記念講堂」での開催を実現させるべく、公開方法、演出等に、様々な角度から検討を重ね、準備を進めてまいりました。皆様のご理解とご協力のお陰で、昨年度に引き続き、開催を実現させることが叶いました。

広い舞台を十二分に活用し、子どもたちの積み重ねてきた頑張りを披露し、やる気を発揮できる機会を得られた有り難さが身にしみました。どの学年も、まさに全身で表現する姿が、喜びと躍動感に溢れ、本当に素敵でした。心から感動いたしました。それぞれの心の中には、その子ならではの達成感・満足感と新たな思い出が生まれたことと思います。

聖徳祭後は、皆でやり遂げたこの体験を、一人ひとりが「振り返り」にまとめました。

子どもたちの「振り返り」から、いくつか紹介いたします。

・ぜんこうがっそう、ぜんこうがっしょうのとき、まくがあいたとき、おきゃくさんのりょうでどきどきしました。(1年)

・ぜんこうがっしょうが、とてもきれいにうつくしくうたえました。(1年)

・えがおのげきのせりふを、がんばっていえました。みんなとやれてたのしかったです。らいねんはもっと大きなこえでせりふをいえるようにがんばりたいです。(1年)

・わたしはおどりも2こあって、とてもたのしかったです。おきゃくさんも、らいねんはいってくる子もうしろにいて、とてもきんちょうしました。(1年)

・ぶ台に立った時は、えがおをつづけることを意しきしました。うまくいきました。自分だけがへたで他人は上手だというきもちをすててとりくみました。(2年)

・やるまえに先生にいわれたことばを思い出して、自分でも、ぼくならできると思ってのぞみました。(2年)

・このげきをやって、小さな「つ」がどれだけ大切かわかりました。(2年)

・さいしょはきんちょうして、しっぱいしていたけど、心をおちつけてせいこうさせることができました。(2年)

・さいごのはくしゅがとても大きくてとてもうれしかったです。(2年)

・このクラスでこのげきができるのはさいごだから、おもいっきり楽しくやろうという気もちでのぞみました。(2年)

・私はきんちょうしたけれど、たくさん練習したから大丈夫と心に入れながらやりました。なぜだかやっているうちに楽しくなっていました。そう思えば楽しくなることを知りました。(3年)

・私が感動したのは、おしょうさんの曲です。なぜかというと、大太鼓がリズムに合っていてとても美しかったからです。泣きそうになったくらいです。さすが楽器隊の子たちだと思いました。(3年)

・私の思い出は3年生全員でぶたいに立てたことです。みんなの心を合わせてげきをつくり上げるという勉強にもなりました。今回、私はどうどうとせりふを言うことができました。こういうことのつみかさねで大人にむけて成長することは楽しいなと思いました。(3年)

・ぶたいに立つと、とてもドキドキしました。でも、まくがひらいたらドキドキはなくなって、「やってやろう」と思いました。最後のカーテンコールもむねをはって堂々とおじぎをしました。とても楽しかったです。(3年)

・ひと学年ずつ、いいところがたくさんありました。みんなとても頑張っていました。今年の聖徳祭も大成功でした。(3年)

・私はこの聖徳祭で、全力でげきに取り組み、集中して、きりかえをすることを学びました。

私がやるリズムは、学校ではもちろん、家でもいつも30分練習しました。そして、げきが終わった後、お母さんに「すごくみんなの気持ちが一つになっていたね」と言われました。すごくうれしかったです。(4年)

・なぜ聖徳祭で大成功したかというと、心の中で、自分はできる絶対にできる、とずっと言っていたからです。ぼくはその時に、努力をすれば何でもできると感じました。(4年)

・人の前で大きな声を出してげきをするのは最後なのでさみしいです。でも今回のげきは、かんきょう日記をやっていたので、植林や博士の気持ちがわかりました。私はこの聖徳祭で、一人で声を出し、前よりもみんなと協力することを学んだので、これからも生かしていきたいです。(4年)

・終わったしゅんかん、太陽と同じくらいからだがあたたかくなった。終わった後に沢山ほめてもらって大満足した。そして、小学校での最後のげきが終わって、少し残念なような、ホッとしたような気持ちになった。(4年)

・前は大勢の前でしゃべるのが苦手でできなかったけれど、自分に注目が集まるリズムもできたので、苦手をこくふくできてうれしかったです。(4年)

・広いホールにひびくような大きな声を出すようにしました。少しむずかしかったですが、とてもやりがいがあって楽しかったです。(4年)

・今回の聖徳祭のおかげで練習をすればいつか上手くなることができるということを学ぶことができたので、これからも、無理そうだと思っても聖徳祭のことを思い出して頑張って

練習しようと思いました。(5年)

・弟が太鼓をたたく時が来るかもしれないので、僕が弟のお手本になろうと思いました。(5年)

・和太鼓では、叩くことはもちろん、動画の編集なども頑張りました。本番では少し間違えてしまいましたが、全力でやり切ることができました。また、お客さんにたくさんの拍手をもらえたので、これまでたくさん練習してきてよかったなと思いました。(5年)

・先生からいろいろ教えてもらい、今回は本番でその教えを生かしました。これからもみんなで協力して、よい聖徳祭にしたいと思います。(5年)

・日が進むごとに、どんどん高みを目指していき、聖徳祭までがワクワクするようになっていきました。そのワクワクが当日の全力を出すきっかけになりました。練習をしていてよかったなと心から思います。(5年)

・和太鼓は、かなり完成度の高いものにできたと思います。その中でも特に3場面の終盤がよかったと感じました。でも、全校合奏ではもっといい音を奏でることができると思ったので、もっと練習しておけばよかったと思いました。(5年)

・聖徳祭とは、練習し、積み重ねてきた力を、いざという時に発揮できる力を育てる教育のことです。そしてこれは、大人になって社会に出てからも使えると思うので、夢に向かって頑張っていきたいです。(6年)

・最初はとても大変でしたが、できるようになると、「大変さ」から「楽しさ」になっていきました。心を合わせたことで大成功できました。この力は受験もいっしょで「塵も積もれば山となる」のことわざにもある通り、小さな努力も大きな力となるので、この成果を生かしていこうと思います。(6年)

・本番の卒業演奏は、今までで一番よく最高傑作です。これは、最後まであきらめず希望を持ち努力したからだと思っていて、自分の中でも全力でやれば楽しくなると変化したので、これからにも活かしたいです。(6年)

・私は、聖徳祭を通して、音楽における指揮者の大切さと、時間管理の大切さを学びました。この聖徳祭が終わり、私は学んだこと全てを生かして全力を出せた、今までで一番いい聖徳祭になったと思います。もうあの舞台に立つことはないけれど、学んだことを中学校でも生かしていきたいと思います。(6年)

・私が聖徳祭を通して成長したと思うことは、仲間と協力し助け合う団結力です。見慣れた小学校の体育館ではなく、川並香順記念講堂だからこそ求められた団結力が、自分の中で成長したと思います。ここで発表ができたことを誇りに思います。悔いのない聖徳祭になりました。(6年)

これらの「振り返り」からは、活動に対する、その学年ならではの捉え方、心の動き、「聖徳祭の舞台発表」を通して、子どもたちの心が成長している様子が伝わってまいります。「振り返り」は、やり遂げた自分に自信を持つことにつながり、次の学習に向けての意欲につながるものです。それぞれの学年の発達段階で、そして一人ひとりに、全く違う「振り返り」があります。正解は一つではありません。

これからも様々な学習後、「振り返り」を重ね、子どもたちの成長につなげてまいります。

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