新年を迎え、早いもので1ヶ月が経ちました。子どもたちは、毎朝「おはようございます」と元気にあいさつをして登校しています。私よりも先に大きな声であいさつをする子や目を合わせてしっかり礼をする子。心のこもった、ていねいな停止礼がきちんと身についている子もとてもたくさんいます。校門で子どもたちを迎えている時、冷たい空気に明るい声と笑顔が溢れると、心がほっとあたたかくなります。

さて、3学期のはじめに、子どもたちは自分のめあてを立てました。学期はじめに自分のめあてを立てるのは、子ども自身に「自分をあらためて見つめ直し、自分の“今の姿”をきちんと自覚させるため」、「自己の成長を意識しての目標づくりに取り組ませるため」、そして、「その自己の意志を明確にして外部に発信するため」です。三つのめあてが基本になっているのは、学年目標が「礼節・知育・勤労」の三本柱からできていることを受けてのことです。ご承知の通り「礼節・知育・勤労」は、聖徳学園の建学の精神「和」に基づく、附属小学校の教育方針です。
子どもの立てためあてからは、その子が何に価値を感じているかが如実に伝わってきます。子どもたちは、その教室の中で担任の先生の指導をまっすぐ受け止めてがんばっていきたいと思っていることが伝わってきます。心が熱くなるめあての数々です。
『困っている人がいたら、その人の気持ちになって、すぐ助ける!』今までの自分を振り返り、自分の得意なことをさらに伸ばしていこうとするものや、今まで苦手だったことを克服していこうとする決意が読み取れるもの。また、『どんなこともあきらめない』『自分に自信を持って行動する』『明るく元気に、もっとチャレンジする』など、新たな年、新たな学期に希望を持って進んでいこうとする気持ちがうかがえるものもあります。5年生ともなると、既に最高学年になるという「高い志」を持ってめあてを掲げる子もいます。ていねいに書き上げためあての一文字一文字から、自分自身と向き合い、一生懸命取り組む姿が目に浮かびます。
目標や夢は、あえて言葉にするほうが実現しやすくなると言われています。これは、脳が「~ができるようになりたい」「~をしたい」など自分の発した言葉を受け取り、認識された内容が潜在意識となり、それに近づこうとする行動に移していくという論からです。また、目標や夢を他人に話すこと、つまり「発信すること」もよいと言われています。それを聞いた周りの人たちが、意識して支援をしてくれたり役立つ情報を教えてくれたりする可能性が大いにあるからです。発信し合うことが互いの未来の実現を助け合えるきっかけになるということは、希望に溢れるあたたかい話です。
この時期は、どの学年も学年の総まとめを意識し、子どもたちが達成感を味わいながら、希望を持って、次の学年、そして進学する学校に羽ばたいていくことができるよう一歩一歩前進しています。子どもたちが日常の様々な場面で、自分ができるようになり成長したことを確かめ、お互いに認め合い励まし合い、自信を持てるよう導いてまいります。
まだまだ寒い日が続いておりますが、少しずつ近づく春のおとずれとともに、新たな学年を思いながら、一日一日を大切に学校生活を進めてまいります。