月曜日の早朝。
1本のLINEが入った。
担任のK先生からである。
「インフルエンザにかかった」
衝撃が走った。
呆然としたのも一瞬、気を取り直して担任代行としての仕事を確認し、教室へ。
「先生、〇〇はどこ?」
「先生、次は何するの?」
「先生、きゅうり食べてる?」
必要な話の合間に、どうでもいい話が時々割り込んでくる。
何とか4校時が終わり、下校時間となった。
疲れた・・・。
担任って、こんなに疲れるものなのか・・・。
そもそも専科と違い、移動距離が長い。
おかげで今週は1日で12、000歩越えを連発し、健康この上ない生活である。
提出物、配布物、出欠席の確認などの基本的なことから、体調不良者の対応などイレギュラーなことまで担任は周りと協力しながら行っていくのだ。
音楽専科は基本、授業を中心に行えば何とかなるが、担任はそれ以外に気を配る場面が非常に多い。
つくづく思った。
「担任って、すごい‼」
やっと今日終業式を迎え、無事滞りなく終えることができた。
確かに大変な仕事だが、子どもたちの「2学期楽しかった」という言葉に救われたような気がした。
担任のいいところは子どもたちとの「距離感の近さ」だと思う。
子どもたちと喜びと苦しみを共有する「集団」としての結びつきは、なかなか専科だけでは得にくいものがある。
この4日間は、忘れられない貴重な体験となった。