図工は「答えの無い問題に答えを創造する力」「困難から逃げずにそれに向き合い、乗り越える力」「価値観の異なる相手とも双方向で真摯に学び合う力」などの、これからの社会を生き抜くために必要な力を身につける上で有効な教科だと思っています。
今日の5年生の授業は、電動糸鋸盤を使った立体造形でした。ベニヤ板を糸鋸でしかできないような形に切り取り、木工用接着剤で組み立てます。目指すのは実用品ではなく、飾って楽しむ立体オブジェ。
大人なら面食らってしまいそうな課題ですが、聖徳の子たちは、このような体験を下の学年から積み重ねてきているので、ためらうことなく取り組んでいきます。
どの子も、適当にやっているのではなく、何かしらイメージを持って制作している様子が見て取れます。
指導者のイメージ通りに子どもを動かす「教師」ではなく、自らのイメージをもとに行動する子どもたちをサポートする「育師(いくし)」でありたいと常々思っています。