皆さんお久しぶりです。
粟谷です。
以前ブログに書かせていただいたのですが、私料理が趣味なんです。
外出自粛を要請されていることもあり、ご家庭で食事をすることが増えました。
そこで、今回は料理ネタです。
料理をするとき、何種類かの調味料を加えます。このときにはその順番が大切だと言われています。
順番を覚える際に「さ・し・す・せ・そ」という合言葉がよく使われます。
これは、①砂糖、②塩、③酢、④醤油(せうゆ)、⑤味噌の順番で入れることを表しています。
古くから伝わる合言葉ですが、実はこれ、科学的な根拠があるんです。
味が素材に浸み込むためには、細胞膜を通過しなければいけません。分子が大きいものは、その細胞膜を通過しにくいのです。
砂糖と塩の分子の大きさを比較すると、砂糖の分子は塩の分子の約6倍も大きいのです。ですから砂糖が浸み込むためには時間がかかるので、最初に入れることとなっています。
実験をしてみるとはっきり分かります。ジャガイモを茹でて、①砂糖→塩、②塩→砂糖の2つのパターンでいれ、味見してみてください。
※どっちのパターンで作っても美味しくはないです。
残りのものについては単なる語呂合わせという説もありますが、酢は早く入れすぎると酸味が飛んでしまいます。醤油や味噌も風味が飛んでしまうので後から入れた方がよいです。
このように毎日の料理も科学的な視点で考えてみると面白いです。