面談期間中、よく「勉強せずにゲームばかりやっていて・・・」というお悩みを聞きます。
私自身も子どもの頃は夢中してやっていたのを思うと、子ども達が夢中になる
理由も分かりますが、心配する保護者の皆様のお気持ちもよく分かります。
では、どう上手く付き合っていけばいいのでしょうか。
気になって調べてみたら、とても参考になる考え方と実践例を見つけることができました。
そのご家庭では、
ゲームへの時間制限は設けていません
「いつでもできる」からこそ、優先順位が下がるのだそうです。
しかし、時間制限はなくても、もちろんルールは決めています。
① すべきことをしてから、遊ぶこと。
② やるべきことができたら、即座に中断して、先に用事を片付けること。
守れない時には取り上げて、何が問題で、今後どうすべきかを話し合います。
長期的には取り上げず、それが出来たら、すぐに子どもに返すそうです。
他にも重要なポイントは3つ。まずは、
『例外を作らずに徹底すること』
です。
不定期、不確実な報酬は依存性が高いと言われており、気をつけなければいけません。
そして、
『自分でコントロールする訓練を根気強く行う』
必要があります。
「自分でコントロールできるなら、好きなだけ遊んでいいよ。
でも、できないなら、”あなたにコントロールは無理” と決め付けて、
1日30分までと時間制限するよ。どっちがいい?」
というように、繰り返し教えていきます。中々骨が折れそうですが、
段々と約束を守れるようになっていったということです。
最後のポイントは、
『ゲーム以外の楽しみを無数に教える』
こと。
キャンプ、カヤック、スキー、釣り、工作、映画鑑賞、読書など、他にも魅力的な体験が
たくさんあることを教えていくことで、ゲームに程なくして飽きて、他の楽しみを
見つけ出せるようになるということでした。
ついつい熱中してしまうものとの付き合い方を、今から学んでおくことは、とても大事だと思います。
私の場合は、思春期にかなりゲームを制限された反動か、大学生になって自由にできる
お金を持つようになってから、ゲームに異常にのめりこんでしまった時期がありました。
どうすることが正解かは難しい問題ですが、少しでも参考になれば嬉しく思います。