3月11日。
50名の6年生たちがこの学校を巣立っていきました。
新型コロナウィルス対策として規模を縮小したものの、「心に残る卒業式を」との思いを
子どもたちはもとより、先生方も強く持って臨みました。
今回のハイライトは「卒業演奏」を卒業式で行うという、前代未聞の取り組みにチャレンジしたことです。
楽器のセッティング、ウィルス対策、卒業式全部で1時間以内という時間の制約、リハーサル時間はほぼ無しで行う…
課題は山積みでした。
校長先生をはじめ、全教員で対策を練りました。
我々だけで何回もシミュレーションと修正を重ねました。
いよいよ本番。
式は厳かに始まりました。
証書授与、祝辞、記念品贈呈…例年と比べるとあっという間に進行していきました。
そして「卒業演奏」。
何十回、いや何百回と練習を重ねてきた曲「恋は魔術師」。
10日ぶりのブランクも全く気になりません。
演奏が終わると、万雷の拍手。
おうちの方々の心に響く演奏ができたのではないかと思います。
子どもたちもやり切ってくれました。
このような卒業式は他の学校には絶対にできません。
この子たちだからこそできた卒業式。
ぜひ彼らには、この卒業式を誇りに思ってほしいです。
規模は縮小しましたが、「心に残る卒業式」になったと思います。