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2020.04.10
語彙を増やそう [ 長谷川 洋 ]

家庭でもできて、これからずっと役立つこと…それは語彙(ごい)を増やす学習です。


「自分の実力からすると、僥倖(ぎょうこう)としか言いようがない」。将棋の藤井聡太七段(当時四段)がデビュー戦から20連勝達成した時のコメントです。


「僥倖」とは「思いがけない幸運」のこと。中学生の口から飛び出した言葉に、記者たちは不思議そうな表情を浮かべ、録音したそのコメントを聞き直したそうです。


藤井七段は小学校低学年の頃から漢字に親しみ、気づいたら大人が読むような本も読んでいたとのことです。(朝日新聞2018年7月29日版より)


漢字の学習は、漢字に詳しくなるだけでなく、読める本のレベルアップにもつながるのですね。山岳小説や歴史小説で有名な新田次郎も愛読していたそうです。


そんな話を聞いて、<武田>ファンの私としては、今一度、新田次郎の歴史小説を読みたくなりました。ちなみに私にとって三国同盟とは、日独伊ではなく武田、北条、今川のこと。


教育学者の齋藤孝氏も、『語彙力こそが教養である』(角川新書)の中で、知性が滲み出る語彙力の大切さを述べています。


小学生のみなさんにとって今は、語彙が増やせる漢字の学習に取り組む絶好のチャンスだと思います。


えっ、信玄公、私より年下なの?

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