新年度、世の中は先の見通しが立たず、不安な日々が続いています。
こんな時こそ、前向きに明るくいきたいものです。
暗い雰囲気を少しでも音楽で和らげられればと思い、今回は「鑑賞教室特別編」を行います。
「特別編」としたのは、教科書の内容を全く離れて、私の趣味全開で選曲したからです(笑)
ここでは私が学生時代によく聴いていた(ハマった)曲を紹介します。
※これは授業ではありません。宿題として出しているわけではないので、あしからず。
1曲目:ローマの祭り(O.レスピーギ作曲)
イタリアの作曲家レスピーギの代表曲「ローマ3部作」の一つ。
全部聴くと20分以上かかりますが、4曲目の「主顕祭(しゅけんさい)」だけなら6分弱です。
陽気で熱曲的なお祭り騒ぎが音楽で表現されており、ド派手な曲です。
2曲目:交響組曲「シェーラザード」(R.コルサコフ作曲)
「アラビアンナイト」をテーマにして作られ、とてもドラマティックな曲です。
それぞれの楽器が非常に効果的に使われています。
各楽章に出てくるヴァイオリンソロが主人公のシェーラザード姫を表しています。
個人的には第3楽章のヴァイオリンソロから他の楽器が加わっていくところが泣けます。
3曲目:バレエ音楽「ダフニスとクロエ第2組曲」(M.ラヴェル作曲)
フランスの作曲家ラヴェルの代表曲です。
これまでに無かったおしゃれで美しい響きは、クラシック音楽界に革命を起こしたばかりでなく、
ジャズやロックなど新しい音楽にも多大な影響を与えました。
美しい「夜明け」、フルートソロが素晴らしい「パントマイム」、激しい「全員の踊り」の3曲で構成されています。
どれもおススメです。
4曲目:ラプソディーインブルー(G.ガーシュウィン作曲)
元々ガーシュウィンはジャズやミュージカル作品の作曲家です。
クラシックの作曲にも挑戦し、出来上がったのがこの曲です。
クラシックとジャズが融合した、全く新しい音楽の誕生です。
ドラマ「のだめカンタービレ」でも演奏され、ますます有名になりました。
5曲目:ドラゴンクエストⅢ(すぎやまこういち作曲)
私が中学生当時大流行し、社会現象になった「ドラクエ」。
その音楽をNHK交響楽団が演奏したカセットテープが当時発売されており、毎日のように聴いていました。
場面ごとにバロック音楽、ロマン派、民族音楽、現代音楽など、あらゆる音楽ジャンルの手法で作曲されており、
とても勉強になります。
音源を貼るのは著作権上問題がありそうなので、ご興味を持たれた方は各自で検索してみてください。
次回は「ポピュラー編」をお送りします。