平成6年度卒業生の書家 寺島響水さんによる授業が6年生図工「デザイン」で行われました。
寺島先生は、本校30周年を記念して作ったクリアファイルに書かれているキャッチコピーの文字を書いてくださった方です。
新聞の広告や、お菓子のパッケージなどのデザインの他にも、NHK「精霊の守り人」のタイトル文字も一部お書きになっているというご高名な方です。
この話の時には、子ども達からも歓声が上がりました。
今回は、「へのへのもへじ」を書く授業です。
節分に向けて、心の鬼を「へのへのもへじ」で書きます。おもしろいですね。
筆遣いが大切なのはもちろんのこと、心をどう込めるかというお話もされていました。
書家というお仕事ををされている経緯について質問した子どもに、「もともと丸の内でOLをしていました。この書家という仕事をしたいからといって進めた道ではありません。人との出会いの中で、この道にいざなわれていったんです。」とお話しされていました。
書写はもともと嫌いだったそうです。自身の嫌いと思う気持ちの真逆に挑戦しようと思ったことが、書の道に進むきっかけになったのだと話してくれました。
たくさんの心の鬼が集まりました。
同じ「へのへのもへじ」なのに、同じ顔はひとつもありません。
加納先生とも久々の再会です。
現在、家庭科専科の加納先生は、寺島先生の卒業年度の学年の先生でした。
寺島先生、素敵な授業をありがとうございました。子ども達は、誇らしい気持ちでいっぱいです。