基礎・基本を養うことはもちろん、「考えを発展させる力」の指導にも重点をおいています。児童が自力で問題を解決するためには内容を理解し、解決の見通しを立てた方法を検討し、答えを導かなければなりません。
理科では一人ひとりが感じた疑問をきっかけに授業に取り組む、問題解決型の学習を行っています。
1つの問題について予想を立てたあと、友達と意見交換をしながら結果が出るまでの計画を立てます。
そして、実験や観察を通して分かったことを自分の言葉でノートにまとめます。それが、子どもたちの思考力や表現力を育むことにつながります。また、考えをまとめることが苦手だった児童も、継続することで着実に書く力が身につきます。本校には、実験・観察を行う上での環境が十分整えられており、校庭には教科書に出てくる植物なども植えられています。
国語はすべての学習の基盤と考え、本校では基礎・基本の徹底と理解力・表現力の指導にあたっています。その柱のひとつとして全学年すべての児童が漢字検定を受検し、語彙力の向上に努めています。また、朝学習では読書の時間を設けて読解力を養い、感想文では表現力を身につけていきます。
指導は英語の教員と、ネイティブスピーカーのチーム・ティーチングで行っています。授業以外にもネイティブとの交流の機会があります。1・2年生では、ゲームなどを通して英語に親しみながら異文化を学んでいます。3年生からは、5年生で実施されるシンガポール修学旅行での現地の小学生との交流を目指し、会話中心の学習を深めます。6年生では、中学生での学習につながる内容を学びます。
社会科は「今」とのつながりを学びます。子どもたちが将来、社会の形成者としての自覚をもって世の中に積極的に関われるように育てていく教科です。そのため、社会科の学習では教科書や資料を活用して、子どもたちが社会の事象や事柄を具体的に調べる活動の授業を行い、社会の出来事について考える力を育んでいきます。さらに学んだことを日常生活に生かしていきます。その結果、自分に何ができるか、何をすればよいのかを問いかけられるようになります。