「砂糖」と一言で言っても、グラニュー糖、白砂糖(上白糖)、ザラメと見た目や用途も
さまざまです。いったい何が違うのでしょう。
一般的な「砂糖」は白砂糖(上白糖)を指します。家庭で最も多く使われ、結晶が細かく、
しっとりしています。グラニュー糖は、上白糖より結晶が大きく純度が高いので、お菓子作
りに使われます。ザラメと呼ばれる「白双糖(しろざらとう)」は最も純度が高く、無色透
明ですっきりした味わいなので高級菓子に使われます。三温糖は、上白糖などの結晶を取り
出した糖液を煮詰めて作られます。加熱されるためカラメルの色がつき、茶色に変化します。
独特の風味があり、甘さも強いのが特徴で、煮物にコクを出したいときなどに使われます。
近年、「砂糖を食べると糖尿病になる」といった誤った情報を気にされる方が多くなって
います。糖尿病の「糖」は砂糖の「糖」ではありません。日本人に多い II 型糖尿病は、肥
満や遺伝などによりインスリンの働きが妨げられるために血糖値が高くなる疾患です。
砂糖の効能は沢山ありますが、脳のエネルギー源として最も効果があります。疲れたときや
イライラした時に甘いものが欲しくなるのは、脳が早急にエネルギーを必要としている場
合が多いので、理にかなっているのです。またブドウ糖には精神安定に関わる効果もありま
す。適切に砂糖を摂取して、元気に過ごしましょう。
(参考文献:独立行政法人 農畜産業振興機構 HP https://www.alic.go.jp/
精糖工業会(Japan Sugar Refiners' Association)HP https://seitokogyokai.com/)
学年を超えた明和班単位による食育を通じて、思いやりの心や食事のマナーを身につけます。
毎日全校一緒に、学年の枠を超えた明和班で会食します。高学年が低学年の隣に座り、配膳や食事の面倒を見ます。「きらいな食べ物も少しだけ食べよう」「礼法でこうだったよね」など、学年が異なる立場でのかかわりを通じて、たくさんのことを学んで成長していきます。箸の持参など、環境保護に対する意識づけも行っています。
※感染症対策で、活動内容等が異なる場合があります。
食堂と書いて「じきどう」と読みます。この言葉はもともと、お寺で僧が食事をするための場所という意味です。本校では、全校児童が集まって食を通して学び合う場ととらえています。
明和班のみんなが揃ってから、高学年がご飯やお味噌汁をよそい、 ほかほかと湯気の立った食事を頂きます。おかずも温かいまま提供できる「温カート」を使用しています。平成22年度に導入した厨房の「スチームコンベクション」というこの機械は、調理をしながら蒸気を出すことができ、美味しくて栄養満点の食事をいただくことができます。
※感染症対策で、活動内容等が異なる場合があります。
食物アレルギーをお持ちのお子さまには、対応食の用意をしています。あらかじめ、ご申告いただいたアレルゲンが含まれるメニューが会食に出される場合は、その児童用の会食を別プレートに用意して、配膳しています。
本校では食育という言葉が世の中に普及する前から、会食を通じて食育を実践しています。本物教育の一環として有田焼の食器での食事をしているのも、その一つです。
毎週水曜日には、様々な食物のなかから1つ、食物について栄養士の方に語っていただいています。
また、隣接した「聖徳の子農園」で農作物を育て、それを調理してみんなで食べるという機会もあります。
※感染症対策で、活動内容等が異なる場合があります。