質の高い学習課題は、児童の学習意欲をひき出します。知的追究欲に支えられた学習は、多様な考えを教室に生み出します。 思考力は、多様な考えにゆさぶられてこそ育つのです。
本校は「問題解決型」の授業を中心にすえることで、学び合いの場をつくり、その過程で一人ひとりの思考力・判断力・表現力を育てています。
また、授業での反復学習、継続的な家庭学習は児童に確実な学力をもたらしていきます。 探究的でしかも継続的な学習活動で、本校は「質の高い学力」を追究しているのです。
発展的な問題を解いていくことによって、「基礎知識をこういう風に使えるんだ」という実感を得ることが出来ます。そこで初めて「質の高い学力」が身につき、その自信が次の学習に進もうという意欲につながります。
そうした好循環を生み出すために、当校では週一回土曜日に、5年生と6年生を対象とした「コース別学習」も導入しています。
中学受験に向けての取り組みとしては、学校できちんと身につけるべき基礎知識の習得に力を入れているのはもちろんですが、「学ぶ楽しさ」を伴ってプラスαの応用力をつけられるように様々な工夫を取り入れています。
「知ってはいるけど、どうしてそうなるかは分からない」というのは、真の「学び」とは言えず、「学ぶ楽しさ」も得られません。当然、受験もいい結果にはつながりません。
聖徳には、学習とは与えられてやるものではなく、児童が自分で目標をつくって、自らそれに向かって進んで努力していくものでなければ意味が無い、という考えがあります。
そうした意味で、漢字検定や算数検定は、漢字の力、算数の基礎力がつくのはもちろんですが、自分が定めた目標、つまり級に向かってコツコツ努力するスキルも身につきます。これは、検定のみならず、受験、その他の学習にも必ず生きるスキルです。
「自分で目標を見つける」ということに関して言えば、本校ならではの明和班は、本当に我々教師の想像を越えるレベルで児童たちの中に深く根付いています。自分が1年生のときに班長さんがしてくれたことを、今自分が班長として下の子にやってあげるなど、憧れのお兄さん・お姉さんに近づきたいという気持ちが、頑張る力となっています。
つまり、教師から学ぶ以外に自分の身近なモデルである班長から学べる。それも学習面、生活面、全人的に学べる。温かな結びつきのもと、豊かな学び合いのできる異年齢活動を日常的に展開できるのは、本校ならではの教育環境によるのです。
自学自習の姿勢を身につけて、これからの学習の仕方を学ぶための勉強合宿を行います。事前指導には進学塾の先生も加わります。学習への取り組み方についての講話を聞き、限られた時間に集中して勉強する意識を高めた後、各自の学習に取り組みます。
(4年生/2泊3日の宿泊学習)
「国語科コース別授業」「算数科コース別授業」という特別コースを設け、丁寧な指導を行っています。各科コース別授業はいずれも4コースに分かれ、児童は自分のレベルに合わせたコース選択が可能。カリキュラムは、段階的に無理なくステップアップできる内容となっています。講師には、本校の教員に加え、進学塾との連携による外部講師も採用。普段の授業とは異なったスタイルで児童の意欲を高めながら、よりハイレベルに科目の習熟を図っていきます。
(4年生は3学期から。6年生は2学期まで)
4年生は年1回、5・6年生では年3回実施されます。6年生の2・3回目は志望校判定が行われます。
全学年、年2回行われます。5・6年生は実力テストの結果をもとに進路指導を行います。受験校に関して保護者の相談に応えます。
6年生の保護者会では、前年度首都圏の中学入試結果から見えてくる傾向をお伝えします。