5月に入り、日差しはさらに強く眩しくなり、風は爽やかです。先週からいよいよ「運動会」に向けての練習と準備が始まりました。子どもたちは、運動会ができることを純粋な気持ちで喜び、心と身体をフル回転させて練習に励んでいます。保護者の皆様も体調管理等、サポートをよろしくお願いいたします。また、本年度は、昨年度の「午前の部」「午後の部」の2部構成での分散開催から、さらに一歩前進させ、「全校行事」として開催することを最優先し、午前中での実施といたします。この開催を叶えるためには、先日「第36回 運動会のお知らせ」にて詳細をお伝えいたしました通り、様々な面で保護者の皆様のご理解とご協力が不可欠です。皆様のご理解ご協力を重ねてお願いいたします。
「和の心」とは相手を思いやる心。何よりもその第一歩は、お互いを認め合い、心を開いて交わすあいさつです。「聖徳は、あいさつに始まり、あいさつに終わる」聖徳の学校生活を表す言葉の一つです。本年度は、開始早々入学式から「あいさつ、返事を大切にしている聖徳の精神」に響いてくださった1年生の保護者の皆様の姿に感動したことが本当に忘れられません。
「挨拶」の語源を紐解いてみますと、「挨」には「互いに心を開いて近づく」、「拶」には「迫り寄る」といった意味があります。「出会った人と人が互いに心を開いて相手に迫っていく」。あいさつとは、まず「私はあなたに心を開きます」という気持ちを表すことです。 「あなたは大切な人なのです」「私はあなたとつながっていて、目の前にいるあなたと私は、この世界で同じ時間を一緒に過ごす大切な関係です」と伝える最良の手段です。お互いが、お互いのおかげで生きていることを自覚し合い、心を開き信頼関係を築いていくかけがえのない一瞬だということです。その意味をしっかり理解して挨拶をすれば、より一層素晴らしい結果が生まれるはず、とあらためてあいさつの大切さが心に染み渡りました。
あいさつは周りの人とつながりながらよりよく生きていく魔法です。あいさつをすると、自然に心が清々しく気持ちよくなるのがわかります。きっと、安心できるからです。初めて会った人や、その日に初めて顔を合わせた人にあいさつをすると、相手の人も自分自身も安心することができるのです。さらに、このあいさつをニコニコの笑顔でできたならば「あなたの味方ですよ」「大好きですよ」という意味さえ加わります。そうなると、安心感だけでなく、相手には「認められた」という幸せな気持ちも感じてもらえるかもしれません。人は誰でも、自分の存在を自分で認め、また他の人からも認められたいという気持ちをもっています。何気ないあいさつですが、こんなに豊かな意味が込められているのです。
これからも私たちは、数え切れないほど、たくさんの人と出会うことでしょう。いつも、自分からあいさつができる人になって、相手の人に安心の気持ちと幸せな気持ちを感じてもらいたいものです。 あいさつに始まりあいさつで終わる学校生活をつくりあげ、楽しく過ごせる子どもたち、保護者の皆様、そして私たち教職員でありたいと思います。
4月の「学校だより」でお知らせいたしました通り、校内・登下校時のマスクの全員での着用は4月までとし、5月1日より、子どもたちのマスクの着用は、ご家庭の判断といたします。お子様とお話し合いの上、ご決定ください。