校長 三須 吉隆
本日より一学期も最後の月、7月となりました。保護者の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。6月には、子どもたちに一つでも多くの豊かな体験・学習をと願い、宿泊行事、『かすがの森』での「望月校外学習」を実施いたしました。子どもたちは期待感を膨らませて臨み、一つひとつの体験・学習を純粋な気持ちで喜び、取り組んでいました。それぞれの心の中には新たな思い出が生まれたことと思います。
保護者の皆様からは、「望月校外学習」終了後、しおりを通して、沢山のお言葉を寄せていただきました。あたたかく励みになるお言葉をいただき、支えられていることを実感いたしました。心から感謝申し上げます。
保護者の皆様からのお言葉からいくつかご紹介いたします。
・娘にとって生まれて初めて親から離れて2泊3日の校外学習はきっと一生忘れられない思い出になったと思います。少し寂しくなってしまった瞬間もあったようですが「乗り越えた経験」はこれからの糧になるでしょう。
・親の方が心配し過ぎてしまいがちですが、子どものチカラを信じて見守る大切さを再認識しました。先生や6年生の皆さんに沢山手助けして頂いて大変感謝しております。
・入学してすぐの頃は行かないと言っていたのに、行く当日には私を見る事もなくバスに乗ったのを見て何の心配も無くなりました。
・またこれからも周りの方々と一緒に多くの経験を通して成長していってくれることを期待しています。
・帰って来ての第一声が「楽しかった!」と聞いて安心しました。6年生との交流が楽しかったようで、お迎えの時に、帰ろうとすると「班長さんに挨拶してくる!!」と探しに行っていました。心なしかお顔が一段と大人びた気がして親として子の成長を感じた体験でした。
・明和班の班長さんがお土産の計算をとても上手にしてくれて、本人の欲しいものと家族用に買うことができたと嬉しそうでした。また、カレーがとても美味しくて3回もおかわりしたことなど、とにかくたくさん6年生の名前が出ました。6年生に本当に感謝いたします。
・今回はさすが2年生!旅の支度も自らこなし、笑顔で出発できました。出発前からこの1年間での成長を感じ、帰ってきてからは、更に一回りも二回りも大きく成長しているなと感慨深くなりました。
・一つひとつのイベントに全力投球で、色々な発見ができましたね。校外学習を通して「できるようになったこと」は今後の学校生活にもとても大事なことです。
・帰宅途中、身振り手振りで、マスつかみやお友達とのやり取りを楽しそうに話していて、その情景が浮かんでくるようでした。
・明和班のお姉さんが一緒に買い物をしてくれ、ぴったり1500円に導いてくれたことを「すごいの!」と尊敬していました。いつも優しく、娘も大好きな上級生に感謝で一杯です。
・今回は自分のめあてを達成できたことに喜びを感じ、そのことにより、普段の学校生活でもできるに違いないと自信がつき、張り切っている様子がうかがえ、3日間で成長して帰ってきたのだなと思いました。
・実際に触ってみると、昆虫もニジマスも「意外なこと」が分かるのが観察の良さですね。
・帰宅して驚いた事は、団体行動の中で時間を守る事を意識した事と、親が想像していた以上に校外学習での出来事が心に刻まれ、「自分はめいっぱい楽しんだ。出来る事が増えた。成長した。」と自覚できた事です。
・室長を務める度にとても成長した様子を感じることができます。バスから降りてきた際、笑顔でとても充実した3日間だったということが、一目見て分かりました。来年も今から楽しみと話しておりました。
・3回目となる今回の校外学習では、出発前から不安や心配なことは全くなく、数日前から楽しみでワクワクしていたようです。荷物の準備もほぼ一人ですることができ、とても頼もしく感じました。お迎えの時にはどんな様子でバスから降りてくるのだろうかと思っておりましたが、驚いたことに、キリっとした顔つきで降りてきて、クールに「ただいま。」と一言。ちょっぴり大人になって帰ってきました。
・望月校外学習は、子どもの自立心につながる素晴らしい行事だと思いました。
・大きな自然の中で、実際に見て触れて経験したことは、忘れずに子どもの心の中に残っていくと思います。
・心のこもった家族へのお土産もうれしかったです。贈る相手のことを思いながらの買い物は楽しいですね。素敵なお土産をどうもありがとう。
・今まで上級生にお世話してもらってうれしかった事や、すごいなぁと思った気持ちを忘れずに…。来年も実りのある校外学習になりますように。
・事前準備のチェックを自分からしたりと、3回目になるとただ楽しみなだけでなく、自分のやるべき事をわかっていて、こんなにも変わってくるのかと大変驚きました。
・1.2年の頃はお土産を自分の物だけ買っていましたが、今回は「ママにぴったりな物を選んできた!」と言って指輪をくれました。私にとってはダイヤモンドの指輪です。
・空気がおいしかった!気持ちよかったと言っていて、自分の住む地域との違いや、環境問題に目を向けるようになり、机の上ではできない貴重な体験を通して、学ぶ事ができました。
・びっしりと書かれた文章に、素敵な感動、気付きが沢山ちりばめられていて、成長や子どもの心のきれいさに感動しました。
・高学年になり、お世話する側の大変さを実感した様子が伝わってきました。頑張った分、楽しさや達成感もあり、とても充実した3日間を過ごしてきたことを沢山話してくれました。帰宅後の片付けまで頑張って、来年行く楽しみで溢れています。
・今回は初の「上の学年」。3年生に喜んでもらえて嬉しそうでした。
・キャンプファイヤーの炎がそんな風に見えるんだと、叙情的な表現が素敵で、炎を見つめる娘の顔が浮かびました。
・初めての飯盒炊爨では、明和班のみんなと協力して一生懸命作ったご飯は、達成感がつまっていて格別に美味しかったことでしょう。3年生がたくさん食べてくれたと、ほこらしげでした。
・「高学年になると大変なんだな」とポツリと言った一言に成長を感じました。
・年々頼もしくなっていきます。宿泊準備の手際の良さ!今回は書きにくい布の持ち物も自分で名前付けをし、点検し、回を重ねるごとに大きく大きく成長している姿を目の当たりにしています。
・今回は準備も全て一人でこなし、母はチェックさえしませんでした。その成長が何よりも嬉しいです。
・しおりの日記を読むと、自分の楽しみだけでなく2年生の事も思って色々考え、チャレンジした事がわかり、本当に素晴らしい体験をさせて頂けたなとありがたく、また昨年より大きく成長している事に高学年になる頼もしさを感じました。
・思い出ベスト1に輝いた飯盒炊爨では、苦戦しながらもお友達と協力して上手く炊くことができ、下級生にも喜んでもらえて達成感を得たことで、また一つ自信を深めることができたと思います。
・普段ほとんど食べたがらない魚を「美味しかった!スーパーで買って欲しい!」と目をキラキラ輝かせていたのも驚きました。机上での学びだけでは経験できない本当に良い経験ができたのだと思いました。
・お土産、家族優先に選んでくれてありがとう。宝物になりました。きょうだいそれぞれの優しさ、思いやりを感じて、母は心が温かくなりました。
・5人のお友達に朝、髪結びをしてあげたと聞きました。普段頑張っていることがお友達の役に立てて良かったですね。
・飯盒炊爨で炊けたご飯を、2年生が美味しそうに食べてくれたことが嬉しかったなど、今までの校外学習とは違った学びと成長を感じられ嬉しく思います。
・下級生と過ごす時間を心から楽しめて、その中で「関わり方」という沢山の気づきと学びを得た事、それを活かそうという前向きなあなたを、母は心から尊敬します。(母はあなたのように優しい5年生ではありませんでした。)
・自分が注力したことを相手に受け止めてもらい、嬉しい反応や感謝の言葉をもらえたことも成功体験になっていると感じました。楽しいだけではなく大切なことが、たくさんつまった三日間でした。
今回の「望月校外学習」が、保護者の皆様にとっても、お子様の成長を感じられる価値ある行事となったことが伝わってまいりました。あたたかいご支援とご協力に感謝いたします。
7月のこの時期は、どの学年も一学期の総まとめを意識し、子どもたちが達成感を味わいながら進めるよう学習・生活に取り組んでおります。子どもたちが日常の様々な場面で、「自分ができるようになり成長したこと」を確かめ、それをお互いに認め合い励まし合い、自信を持てるよう導いてまいります。7月も一日一日を大切に学校生活を進めてまいります。