明けましておめでとうございます
新しい年は、元日より、大きな地震、大きな事故が続き、決して安らかとは言えないスタートとなりました。大変な思いをされている方々のことを心に留めながら、私たちに与えられる一日一日に深く感謝し、進めてまいります。
本年も子どもたちの健やかな成長を願い、教職員一同、心を合わせて子どもたちの教育に専念いたします。
皆様の温かいご理解とご支援を、心よりお願い申し上げます。
令和6年 元旦
さて、聖徳学園には、毎月、教職員や関係者に配られる「学園報」という広報誌がございます。1月はじめには、その「新年特別号」が発行され、学園管理職全員の新春挨拶が掲載されます。私も附属小学校校長として一文を寄せております。保護者の皆様にもぜひ読んでいただきたく思い、ここに転載いたします。
明けましておめでとうございます
2024年のスタートを皆様とともに喜び合いたいと思います。昨年も、大変多くの方々にお力添えをいただきました。心から感謝しております。そのお一人おひとりから伝わってくる「聖徳愛」に幾度となく感動いたしました。校長という立場で、本年も附属小学校という場をご縁に、自分が関わることが叶う全ての方々の幸せに貢献できることの喜びと責任を、噛み締めております。
聖徳らしさの「原点」である、建学の精神「和」のもと、独自の教育カリキュラムを通し、ぶれず揺るがない価値観で続けてきた教育実践の中でも、昨年はこの数年間十分に展開できなかった実践を再開させることが叶いました。その大きな二つは、「明和班での全校会食」と「全校での聖徳祭舞台発表」です。特にこの舞台発表は、まさに子どもたちの可能性を信じ切っての実践でした。38回目にして初の川並香順記念講堂での発表でした。しかも、現場での練習0回で、公開リハーサル。そして翌日、公開発表日 本番という本当に挑戦に次ぐ挑戦の実践でした。この困難な状況を見事に乗り越え、本番は全ての学年が過去最高の舞台発表を披露することができました。観覧してくださった保護者の皆様、全身全霊で表現した子どもたち、導いた先生方、皆が感動に溢れた瞬間でした。子どもたちはこの経験でそれぞれに確かな成長を遂げました。まさに経験から多くを学ぶことを、そして、新たな能力が花開くことを実感いたしました。やはり、豊かな経験は価値があります。本年も、本校の教育活動の中で「本物体験」の新たな可能性を見出し、豊かな経験をさらに重ねられるよう、着実に前進いたします。
本校に期待をしてくださっている方々の熱い思いに応えるべく、教職員一同知恵を出し合い、よりよい教育実践を創造し、自らの力で未来を切り開く高い叡智と心豊かな人間性を備えた、新たな時代に羽ばたく子どもたちを育成することが、本校の大きな使命です。
子どもたち・教師・学校が、より一層向上的に変容できるよう、誠実に全力を尽くしてまいります。本年もご指導のほどよろしくお願いいたします。