問題 ロボットAとロボットBが100m走をしました。(※ロボットA=A、ロボットB=B)
Aがゴールした時にBは10m手前の90m地点でした。
次にAの距離は10m増やして110m。Bの距離はそのままの100mで同時にスタートしました。結果は?
①AとBが同時にゴール
②Aが先にゴール
③Bが先にゴール
④これだけでは分からない
正解は②の「Aが先にゴール」です。
〈解 説〉
6年生に出題したところ解き方は3通りでました。
1 比を使って求める
A:Bの速さの比は10:9
A:Bの距離の比は110:100になったので
速さの比をそれぞれ11倍しても110:99になるのでBは100にならない。
つまりBは99m地点でゴールしていないので、
「Aが先にゴール」する。
2 それぞれの速さを求める(仮)
仮にAが100mをゴールするのに10秒かかったとする。
Aは秒速10m、Bは秒速9mですので、
Aは110mを走るのに11秒かかる。
Bは100mを走るのに11.11…秒かかる。
つまり「Aが先にゴール」する。
この2つは6年生になって「比」や「速さ」の学習をすればできますが、もっと簡単な方法があります。
3 残りの10mで考える
AとBを比べると走るのは、Aの方が速いです。
問題ではAは110m、Bは100mで勝負します。同時に出発してAが100m地点のとき、Bは90m地点のはずです。
どちらも残り10mの勝負です。勝つのは速い方のAに決まっています。
最初は④の「これだけでは分からない」を選んだ6年生もいました。「算数」おもしろいですよ。