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2023.10.09
【ブラヒロシ】棟方志功展&ジョセフ・アルバースの授業展 [ 長谷川 洋 ]

小学生か中学生の頃、学校の体育館で観た棟方志功(むなかた・しこう)のドキュメンタリー映画。版木スレスレまで顔を近づけて、ベートーベンの「歓喜の歌」を口ずさみながら、ものすごい勢いで彫っている姿が強烈でした。同級生の間では、しばらく棟方志功の物まねがブームになったほど。

竹橋の東京国立近代美術館で、教員向けの「無料」招待日があったので、観てきました。「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ(~12月3日)」。

民藝運動との出会いが、棟方の作風やモチベーションに大きな影響を与えたようです。どの世界でも「出会い」って大切なのですね。
棟方の独特な文字と版画表現の組み合わせは、図工授業のヒントになりそう。文字を造形表現に取り入れることは、1年生から毛筆書写に取り組んでいる「聖徳の子」にとって、親和性の高い活動でしょう。


翌日は、DIC川村記念美術館(佐倉市)の「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室(~11月5日)」へ。千葉県のこんな?ところに、こんな!美術館が。同じく佐倉の国立歴史民俗博物館(れきはく)と並び、千葉県の3大奇跡ではないかと思っています。(残りの奇跡は、浅井慎平の海岸美術館(千倉町)ですが…惜しまれつつ2018年閉館)

企画展、常設展ともに撮影不可ですが、ワークショップだけは撮影可でした。折り紙を使った「ひだ折り」は楽しめました。学校で流行らせたいと思います。「ひだ折り」はYouTubeで紹介されています。

DIC川村記念美術館は、駐車場無料!高校生以下無料!※要学生証
企画展は大人1,800円とそれなりの料金ですが、年会費3,000円のサポーターズ会員なので無料!
※常設展も見ごたえあり。私が好きなのは「コーネルの箱」と「エルンスト」。
※天気が良ければ屋外の散策も楽しめます。


どちらの展覧会も、低学年にはちょっと難易度高いと思われますが、「ジョセフ―」の方では、来館者の中には幼児を連れている方もいらっしゃいました。小さいころから「美意識」を育てよう、という親心なのかもしれません。(「棟方―」の方には子どもは見あたりませんでした)
※開館日・開館時間、休館日を予めお確かめください。行ったらやってなかった…は、残念なので。

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