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2023.11.01
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「第38回聖徳祭」於 川並香順記念講堂

ご参観ありがとうございました

聖徳大学附属小学校  校長 三須 吉隆 

保護者の皆様におかれましては、日頃より本校の教育活動にご理解ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。本年度は4月より、本年度こそは、保護者の皆様をお迎えして全校での舞台発表、全学年の舞台発表を公開できるようにと、公開方法、演出等に、様々な角度から検討を重ね、準備を進めてまいりました。皆様のご理解とご協力のお陰で、38回目にして初めて、「川並香順記念講堂」での開催を実現させることが叶いました。

広い舞台を十分に活用し、子どもたちの積み重ねてきた頑張りを披露し、やる気を発揮できる機会を得られた有り難さが身にしみました。どの学年も、まさに全身で表現する姿が喜びと躍動感に溢れ、本当に素敵でした。心から感動いたしました。それぞれの心の中には、その子ならではの達成感と新たな思い出が生まれたことと思います。

聖徳祭後は、皆でやり遂げたこの体験を、一人ひとりが「振り返り」にまとめました。

子どもたちの「振り返り」から、いくつか紹介いたします。

・おとうさん、おかあさんにみられて、きんちょうしました。げきは、じぶんがうさぎになったつもりでしました。(1年)

・みんなでぜんこうがっそうをしました。みんなでこころを一つにして、とてもいいけいけんになりました。(1年)

・えんそうをしているときは「うまくできるじしんがない」というきもちでしたが、おわったら「よかった!」というきもちになりました。(1年)

・リハーサルのとき、ぼくはおもわず「ひろい!」といいたくなりましたが、おきゃくさんがきているので、じっとこらえていました。(1年)

・とくにきんちょうがとまらなくなって、できるかなとなやみました。でもかぞくがいて、がんばれっていってくれたかんじがしてうれしかったです。(1年)

・私がせい長できたと思ったのは、きょ年よりきんちょうしないで大きな声でせりふをいえたことです。うたもきれいな声でうたえました。(2年)

・3年生は、すごくかんせいどがたかくて、すごかったので、3年生のげきみたいにかなしいおはなしもやってみたいです。(2年)

・「本ばんはれんしゅうだと思って、れんしゅうは本ばんだと思えば、うまくいきます。」とひがい先生が言って、それがげんじつになって、「あぁほんとうにできたなぁ」と思って、さいこうでした。(2年)

・3年生でがんばりたいことは、じぶんでせりふを言っているときにうごきをじぶんでかんがえて、うごきながら言うことです。(2年)

・赤とら男しゃくのマントを先生方が作ってくださって、とても感謝しています。たぶんとてもたいへんだったんだと思います。(2年)

・「仲間と協力してお客さんを感動させよう」というめあてをクリアできて、とてもいい発表になったと思います。(3年)

・3週間前にくらべて、ぼくたちはいろいろなことに向き合い、ひとつのことに集中できていると思いました。成長したと思います。(3年)

・終わった時はすーっとしました。そして自分でも一つぶ、なみだが出ました。いままで本気でがんばってよかったと思いました。(3年)

・練習の時は、そのお話に入ったように思いながらやりました。お母さんには、「しっぱいしても、それをいしきして、くじけずにしなさい」といわれ、本当にいしきしてみたら、すごく変わったからよかったです。(3年)

・げきがおわって、たくさんの人がなみだをながせるようなぐんどくげきがとどけられてよかったと思います。(3年)

・私が聖徳祭練習でがんばった全力・集中・きりかえは、いろいろなことにつながっていくので大切にします。(3年)

・この聖徳祭一つでいろいろ学びました。くじけないこと、がまんすること、全力を出すこと。まちがえたらいしきすること。これで私はいろいろなところで変われました。(3年)

・今どんな気持ちなのかを考えて、表情や目線を変えながら発表することを実行できました。退場した時の達成感がうれしかった。(4年)

・自分のソロのセリフを大きく言えたから、声を出すことに自信を持てました。大勢の前で言うことがはずかしくなくなりました。(4年)

・私はこのげきは大成功したと思います。みんなの声、自分の声はとても大きくハキハキと言えました。母も父も「とてもすてきだった」「感動したよ」と言ってくれました。舞台の上に立って発表しているときはとても楽しく、練習の成果が出せました。(4年)

・私はソロに選ばれて、みんなに「すごかった!」「上手だった」「声が綺麗だった」などたくさん言ってもらいました。自分の出番じゃない時も、大きな声で歌いました。とても楽しい聖徳祭になりました。聖徳祭は大好きです。(4年)

・和太鼓を通して、落ち着いて練習や課題に取り組むと、焦って失敗することがなくなると学んだので、これからは焦らず落ち着いて課題に取り組むことにします。(5年)

・公の場、たくさんの人が見ているところで発表すると表現力がつくと実感しました。(5年)

・次に活かしたいことは、やはり「『本番』というものに勝つ」ことです。勝ち負けも本当はありませんが、本気の力を出し切り、堂々と本番に立ち向かいたいです。(5年)

・和太鼓演舞は大成功だと思います。音も響いていて保護者の方々に感動を与えることができたと思います。もうみんなで叩けないと思うと寂しいですが、いい思い出になりました。(5年)

・僕は練習でたくさん悔しい思いをしましたが、その気持ちをバネにして、「次はこうしよう」と思って練習する、そういう力が成長したと思います。来年は卒業演奏、6年生として本気で練習に取り組みたいです。(5年)

・聖徳祭の日、和太鼓を叩く一振り一振りに勢いがあり魂が入っているように感じました。お母さんもそれを感じたそうです。練習の時からしっかり強く叩こうとしたからだと思います。本気でやったら疲れたなんて思わないで清々しい気持ちになるという先生の言葉は本当でした。(5年)

・今年の聖徳祭は、川並香順記念講堂でやった最初で最後の聖徳祭でした。卒業しても忘れたくないと思いました。(6年)

・卒業演奏は一人で演奏しているのではなく、みんなで演奏しています。みんなが一人に合わせるのではなく、一人(自分)が、みんなに合わせることが大切だと思いました。(6年)

・卒業演奏で私はナレーターだったので、練習の時と違う場所で、どのように声が響くのか、どの位の大きさだといいのかを確認しました。2階席で観覧してくれた両親にも、しっかり声が届いてよかったです。(6年)

・聖徳祭当日は前日以上に緊張していて、楽しみたい気持ちとワクワクで混乱しながら大学へ向かいました。控室に行くとみんながいて、少し緊張がとけ、下級生の発表に背中を押されて卒業演奏を楽しもうと思いました。直前に檜貝先生が温かい笑顔で「自信を持って」と言ってくださり、演奏を楽しむことができました。また一つレベルアップできた気がします。(6年)

これらの「振り返り」からは、活動に対する、その学年ならではの捉え方、心の動き、「聖徳祭の舞台発表」を通して、子どもたちの心と身体が成長している様子が伝わってまいります。「振り返り」は、やり遂げた自分に自信を持つことにつながり、次の学習に向けての意欲につながるものです。それぞれの学年の発達段階で、そして一人ひとりに、全く違う「振り返り」があります。正解は一つではありません。

これからも様々な学習後、「振り返り」を重ね、子どもたちの成長につなげてまいります。

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